「普通」になりたいのになれなかった残念な女子の話

「普通」ってなんだろう?

今は純粋にそう思えるけれど、子供のころからついこの間まで、ずっと「普通になりたい」と願っていた。

「普通」の意味は、その時々によってちょっと違うかもしれない。

今回は、「普通」になりたかった自分について掘ってみようと思う。

小学校時代から透明人間みたいな存在になりたかった

小さい頃はわりと変わってて、人気があった気がする。

とにかく変わったことを思いつくのが楽しくて、クラスの流行とか作ってたんだよね。

でも、持ち前の人の気?感情の波?を読めてしまう気質を活かし(-_-;)、小学校時代に、世の中目立つとロクなことはないって学んでしまったのよね。

それからずーーっとできるだけ普通の人でいようとがんばった。

どこにでもいる”いるかどうかわからない人”という存在になりたかった。

そういう人たちがうらやましくて仕方なかったんだよね。

そもそも旧姓がめちゃめちゃマイナーで。

その名前自体がもはや疎ましかったのだ。

「○○さん」って学校中探しても私しかいないわけで、その名前が出た瞬間、自分にスポットライトが当たった感じがして、ずっとおびえていた。

「鈴木さん」とか「佐藤さん」だったら目立たないのにって、本気で思っていた。

会社員時代。入社時の研修で同期からのまさかの一言

田舎育ちの私は、社会人デビューで東京進出(住んでいたのは大宮ですけど)。

何かに紛れて入ってしまった割とメジャーなその会社は、周りを見渡すと有名大学の出身者ばかり。

だから、というわけではないと思うけど、なんとなくこれまでの環境とは大きく違う感じがしたし、「ここでなら話が合うかもしれない」と淡い期待を持ってしまった。

とある研修先で寮に入り、寝食を共にしていたある日のこと。

「こういうことってない?」
と常々考える、私にとってのあるあるの話をしてみた。

そうすると、同期の子の反応は驚くべきものだった。

「うーん。ないかなぁ。
だってメンドクサイじゃない?」

え。

メンドクサイ?

深く考えることってメンドクサイことなの?

こんなつまらない出来事で、いろいろと深く考える自分は「普通じゃない」んだ。って衝撃を受けたんだよね。

そもそもがめんどくさいからって、つい考えてしまうことをやめられるものなの?
「普通の人」は…

自分が普通じゃないんだって思ったこの時から、ずーーっと心を閉ざしていた気がする。

 

おじさんに囲まれた営業職からキラキラの本社へ。これが普通?

大阪に飛ばされていた私は、数年後に東京後に舞い戻ることに。

そこで本社のきらきらとした部署に配属される。

そこには、入社当時からそこにいた先輩女子がたくさんいる。

1人暮らしでそれほどリッチではない私は、まだ営業職をひきづったまま、割と固い服装。

それに対し、ずっとキラキラの中にいた先輩たちは、とてもファッショナブル。

その時点で私は「普通」ではなかった。

さらに、本社は東京のやたらキラキラした場所にあった。

そう、Hanakoのランチ特集が組まれるような街。

「今日はここね」

と決められ、お昼の時間が始まるや否や、猛ダッシュ! でおしゃれなランチのお店に行ったり。

すべてがキラキラしていて、でも、それが「普通」の社会人なんだと思った。

もはや会社が苦痛だった。

結婚して引きこもる

結婚して子供ができて、私には晴れて会社を辞める理由ができた。

何もないのに会社を辞めるなんて、「普通じゃないこと」は到底できなかった私は、このチャンスを逃すまいと思ったのだ。

無事会社を辞められた私は、なぜか「パソコン一台でずーーっとうちで働こう」と心に誓ったのだ。

「普通」が見えない生活は、とても快適だった。

やっと自分が普通になった、そんな勘違いを起こさせるほど。

 

子どもが幼稚園に。再び「普通じゃない私」に

子どもが幼稚園に入り、やってきたのはママ友づきあい。

思えば幼稚園選びも「近いから~」って理由で近所に入れればいいものを、なぜかこだわって徒歩10分で園バスに乗せられるような遠いところに。
(そもそもこのこだわりが「普通」じゃないんだけど(-_-;))

そう。その幼稚園では、「やたら家が遠い人」な時点でもはや「普通」ではありえない。

どうしても幼稚園のママ友の世界というのは、

・家が近くて子供同士遊ばせられるか?

とか

・いずれ通う小学校が同じか?

とかの打算が存在しているのだ(当社比ね)。

そんなことに気づかない私は、ママ友の世界になじもうとしたのだ。

でも。

娘自体が「普通」じゃなかった(笑)

たまに無理して園まで迎えに行くと同じクラスのママ友集団が。

「こんにちは~」なんて近づいていくと、その近くで子どもたちが遊んだりおしゃべりしたり。

あれ?うちの娘がいない。

!? 一人で園庭のはじっこの砂場で砂遊びをしている…

さっと近づき、娘に言う「どうしてみんなと遊ばないの!」

今思えばおろかだよね。

でも、この子がマイペースだから、私はママ友の和にますます入れないんだ…そんなことを真剣に悩んでいたっけ。

そして、二人目の子も不登園。

どうやっても「普通」になんてなれっこない(笑)

女性は「普通」になりたがる。でもそんなものは存在しない。

女性は「普通」という言葉に敏感だ。

自分の思う、自分のその時の立場とか年齢の「普通」を想定し、それにそぐわない自分を「普通じゃない」と不安がる。

なんとかして自分の思い描く「普通」になりたいと思う。

でも、結局「普通」になんかなれない。

だって、本当は「普通」なんて存在しないから。

もし仮に「普通」があるとしたら、自分の意思を持たず、流されなければそれにはならないわけで。

おそらくもともとそういう人は、「普通」になろうなんてそもそも考えていないわけで。

「普通になりたい」って思って悩んでそこにたどり着こうと試行錯誤しているあなたは、「普通」なんて言葉じゃ収まりきらないエネルギーをもった特別な人なのだ。

無理して、自分を偽って「普通」になろうとしたって、その状態はあなたにとって幸せな状態のはずがない。

自分にとって心地よい状態・楽しいと思える状態。

それがあなたにとっての「普通」だから。

なーんてことを言えるぐらい、私は自分の「普通」=スタンダードを理解できるようになったのだ。

そこまでの道のりは楽じゃなかったけど、今はとっても楽しいです。

あなたも自分の「普通」を見つけてみてくださいね。

 

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